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僕の統合失調症【弐】

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そして今日は「僕の統合失調症【弐】」と題しまして「僕の統合失調症【壱】」で、すこし出した言葉「陽性症状」について語ってゆきます。

まず「陽性症状」で第一に挙げられるのは「妄想」です。これも僕の体験を元にしながら、お話しします。
「妄想」で一番多く感じたのは「両親が僕の部屋に入り込み、なにかされるのではないか?」というものでした。最近随分と無くなっていますが、昔は酷いものでした。
もちろん両親はなにもしませんし、入ってもいません。入った時もありましたが用事があってちょっと入っただけです。
その当時その「思い込み」により被害妄想に至り、気になって気になって仕方がありませんでした。精神的にも辛いのです。もちろんそんな事に囚われて非常に疲れたことを覚えています。

二番目によく感じたのは「TVの出演者がこちらを監視している」というもので、もちろんそんなことは不可能ですよね。ですが僕はそんなことを「心(脳)の中で感じてイライラしていたこと」がありました。
あまりにもとんでもないお話しのようですが、実際当事者の間ではよくあり得る妄想です。

三番目に多かったのは「外に出ると周りの方が見てくる」というものでした。実際は「自分が気にするほど他人は人の事を見ていない」ってことで、偶々目が合うだけ、でした。
しかし、メンタルの病院🏥に出かけた時は、周りの方も当事者であり、具合の悪い方も多くいて視線を気にしあう、なんてこともよくありました。今でも偶に院内でこうした妄想に囚われている方がいます。

さて、3つ挙げましたがそれぞれ専門的な名前があるんですね。
一番は「被害妄想」
二番は「注察妄想」と「迫害妄想」の間くらいでしょうか。
三番は「注察妄想」そのものですね。

こうした妄想をひっくるめて「被害妄想」と呼ぶことがあります。
そして他に体験したのは「不潔恐怖」と「考想伝播(こうそうでんぱ)」です。前者は統合失調症でもあり強迫性障害もあることで「汚いと思えた事物に対してキレイにしようとするもの」です。
後者はまさしく統合失調症の症状で平たく言うと「さとられ妄想」。「さとられ」ってTVドラマがありましたが、そこからとったのか「他人に心を見透かされている・知られてしまう」というものでした。
ちょっと考えればどれも嫌なものです。

そしてもうひとつ、有名なものに「幻覚」があります。これは「そこに存在しない事物(刺激)を感じること・知覚すること」です。
どんなものかというと「幻視・幻聴・幻触(げんしょく)」等があり、特に「幻視=幻覚」の様に使われ、まとめて「幻覚」と呼ばれます。
それぞれ「ないものが見える・何の音もしないのに音や声が聞こえる・何もないのに触れていると感じる」といったもので、他にも「幻臭・幻味」などもあるそうです。

ちなみに僕は今「錯視(さくし)と錯聴(さくちょう)」があり、錯聴は主治医に診断され確実ですが、錯視は診断はまだありませんが、恐らくあると思われます。
まとめて「錯覚」と総称されます。そして僕はこの2つ。しかし世の中には幻覚で挙げたように、他の錯覚もあるようですね。
どちらも平たく言うと、錯視は「見間違い」、錯聴は「聞き違い」です。これも患者さんにとっては非常に不快な症状です。365日こういう事があるわけですから。

 

最後まで読んで下さりありがとうございます。
今回は「陽性症状と僕の体験」について語りました。
「僕の統合失調症【参】」では、できれば統合失調症の【陰性症状】について、また僕の体験も交え語ってゆきたいと思っています。
よろしくおねがいいたします( ・∀・)bヨロシク

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