サッカーをしていた頃 について
ざっくくく🥺カラダイタイヨ。。。
今回は「サッカーをしていた頃」について綴ってゆきます。
よろしくおねがいします。
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むかしむかし、あるところにサッカーが好きな少年がいました。その、少年の名はザク。
彼は内気で内向的、おまけに足も遅くとても痩せているとは言えない鈍足少年でした。
これは、そんな彼が、サッカーを束の間だけれども、頑張ってやった物語。
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時は…199X年。たぶん。。。
ザクはドリブルがいかんせん下手だった。
それでもボールを蹴るのは好きで、楽しかった。リフティングは平常時3回までと本当にへたくっそだった。よくて5回。でも、ボールを蹴っていると厭なことを忘れられた。
そのうち、親に相談し、とあるチームに入団する。
最初がなんとまぁ、情けなかった。ショボい姿を晒し、周りから「あいつ大丈夫か?」とナメられた。
それが後に、チームをやめる原因となったのかもしれない。
とにかく鈍足少年ザクにとってはちょうどいい事に、弱いチームだった。
強豪チームと当たれば(練習試合で)、ボロ負けした。なぜかザクはエースナンバー。みんな目立ちたくなく弱気だったのだ。
今考えれば、練習の質・量ともに大したことはなかった。それでもザクには懸念があった。
イジメである。
しかも低学年のガキ二人がタッグを組んでいろんな奴等に当たり散らしていたのだが、その中でもザクはいい餌食にされた。
それを観ているその二人の親達もまったく傍観者然としており、なんの注意もなく悪いことをし放題のワルガキ共だった。
たまに注意しても全く、効かない。完全にいってしまっているのであった。
両親に相談しても当時、まったくイジメに対して知識のない両親は聴く耳持たず。「アンタが情けない」とまで言われた。「毅然とした態度で」などとふざけたことを言われた。怒りのやり場がなく後にそれは親に対する暴力に発展するのだが。。。
だんだんと追い詰めれたザクはチームを辞退することとなった。その後ワルガキ共がどう育ったかちょっと気掛かりではあった。
ザクは公園や近所の壁、校庭で遊ぶことが増えた。もちろんボールと共にである。
ボールが友達だよ。。。
なんて、暗い物語だろうか。
だが、これが真実である。
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よその学校のチームだったことは、ザク少年にとって幸いだった。その後、嫌な面々とは遭わずに済んだからである。
それでも、そんな暗い過去でも、ボールを蹴っているときはほぼ無心だったと思う。
楽しくボールを蹴っていたこともあった。辛くボールを蹴っていたこともあった。だが、ボールは只管(ひたすら)に受け止めていてくれたんだ。悲しみも一緒に。寂しさもともに。
ここに一つの真実がある。ボールは心を持たないが、ボールも神の造りし被造物であり、それは傑作に違いないことである。もしかしたら、人間よりも。。。
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今日はここまで。
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